「出会いがない」「出会っても恋愛に進展しない」人の特徴は「ネガティブ思考」だけではない

新しい扉

Yahoo!引用

出会える/出会えないの差

結婚したいと思っていてもできない理由として「出会いがない」というものがある。

確かに、居住地や勤めている企業の業種によっては物理的に「出会えない」人もいるだろう。しかし、当たり前だが、同じ居住地、同じ職場でも出会える者と出会えない者とがいることも確かだ。

出会えない者と出会えている者、その違いは何か。

今回は、自己判断による性格の違いから明らかにしていこう。

データは、2024年こども家庭庁が実施した「若者のライフデザインや出会いに関する意識調査」を使用する。15-39歳までの未婚男女(n18000)を対象に調査しているが、出会いの有無、現在交際相手の有無別の集計があるので、それらを性格別に集計し直して、どの性格であれば出会い率が高いのかを独自に作成し、ランキング化してみた。

本当は男女別に集計分析すべきものだが、同庁から公表されているデータが男女合算なので、明らかに男が多い、女が多いと思われる項目だけを私の判断で色分けしてある。

「やさしさ・誠実さ」は役に立たない

まず、出会い率であるが、1位「かっこいい」、2位「男らしい」とワンツーを男の項目が占める。3位から6位も「ポジティブ思考」「決断力のある」「元気な」「積極的な」とどちらかといえば男性に当てはまる項目が続く、女性的なものは7位に「かわいい」が入っているくらいだ。

逆に、出会いがないボトム5は、「やさしい」「こだわりのある」「謙虚な」「ネガティブ思考」「誠実な」である。

トップ10に共通するのは、いずれも外見や行動にエネルギーとして表出するもので、逆にボトム5は、一見しただけではわからない内面的なものだ。

要するに、出会いがあるかないかは、外見や行動などほぼ視覚的なインパクトによって決定づけられるものであり、見ただけでは判別できない「やさしさ」や「誠実さ」など全く役に立たないということである。より正確に言えば、特に男性は「やさしさ」や「誠実さ」などをいくらアピールしたところで、それは大部分の女性の視界にも情報として到達することはないということだ。

出会っても先に進まない人

出会ったとしてもそれで終わりでは意味がない。

出会った者を母数として、そのうち継続的な恋愛関係に発展する者と出会いはあれど恋愛関係に発展せず脱落してしまう者がいる。後者の脱落率(出会っても恋愛に進展しない)を性格別にみていこう。

1位「ネガティブ思考」はまあそうだろうと納得する。出会って話をしても、そのやりとり内でことごとくネガティブな受け答えをされたら、男女関係なく、しかも、恋愛に限らずもう会いたくはないだろう。会話の接続詞に「でも」「だって」「どうせ」というD文字言葉を使うタイプがこれに該当する。

2位に「個性的な」4位に「こだわりのある」性格が入る。

これも単純にたまに会う程度の知り合いならいいが、ずっと付き合っていく恋愛関係においてあまりに個性的だったり、こだわりがありすぎる人は疲れてしまう。

興味深いのは、3位に「かっこいい」5位に「ポジティブ思考」という、出会い率の上位ふたつが入っていることだ。

これは、「ポジティブなかっこいい男」は出会う時には目立つ(=視界には入りやすい)が、それは所詮「見るだけ」の対象であって恋愛にはつながらないということだろう。万が一、ワンナイト的なものがあったとしても、結局それだけで終わるか、真剣交際しようと思ったら「ただかっこいいだけで中身薄っぺら」または「浮気性」がわかってしまうパターンなどもあるだろう。

逆に、出会ったら脱落率が少なく恋愛関係まで発展する性格は、「女らしい」「癒される」「家庭的な」というどちらかといえば女性に含まれる性格である。つまり、女性の場合は「かわいい」で出会い、「家庭的で癒しのある女らしさ」をアピールすると恋愛関係に発展するということでもある。誤解しないでほしいのは、これは感覚や印象論ではなく、実際に出会いや恋愛相手がいる女性がどんな性格かという事実に基づいた話である。

このあたり、令和の今も昭和の雑誌「an・an」で書かれていたこととたいして変化はない

一方、男性で脱落率が低いのは「頼りがいがある」「気がきく」というもので、ここでも「やさしさ」や「誠実さ」はアドバンテージにはならないようだ。

サポートなき自力恋愛の限界

結論的には、恋愛において「やさしさ」や「誠実さ」などは何の武器にもならないということだろう。そもそも「やさしさ」や「誠実さ」は自分が思うことではなく、それを向けられた対象がそう思うかどうかである。誰に対しても同じような「やさしさ」を振りまくのは単なる八方美人であって、仕事ならともかく、恋愛において魅力にはならない。むしろ「私にだけやさしい」が求められている

「誠実さ」も同様だ。第一、自分からいけしゃあしゃあと「僕は誠実です」なんてことを言う輩は大体誠実ではないし、誠実のなんたるかはわかっていないのだろう。

それでも、結婚の社会的お膳立てシステムが機能していた頃は、この抽象的で伝わりにくい「やさしさ」や「誠実さ」というものをお節介おばさんや世話焼き上司が「夫にするならやさしくて誠実なのが一番よ~」などと代弁してくれた。そのおかげで、なんとかなっていた部分があるだろう。

すべてを「自力でやれ」と言われている現代では、外面に表れる容姿や自信などのエネルギーにあふれる上位3割だけが突出して光を放つ反面、その光が強ければ強いほど、そうしたものを持たない残り7割は視界には入らない透明な存在になってしまうのである。

(提供:イメージマート)

まとめると、身も蓋もないのだが、「出会いがない」という男女の原因はほぼ外見に表れる第一印象の問題であり、そこを磨かない限り永久に出会いは訪れないのだろう。

出会って恋愛に発展するかどうかに関しても、「やさしさ」や「誠実さ」などという抽象的なものではなく、対女性であれば「頼りがい」、対男性であれば「癒し」のような具体的ベネフィットが求められているようだ。

ちなみに、女性のいう「頼りがい」の中で大きな比重を占めるのが経済力であることも追記しておく。

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