愛知県警は6日、名古屋市天白区、大学生の男(18)、同市中区、ホストクラブ経営の男(28)を県迷惑行為防止条例違反(客引き)などの疑いで現行犯逮捕した。
発表によると、同日夜、大学生の男が名古屋市中区栄の路上で、私服警察官に「ホストの初回どう」などと言って客引きし、ホストクラブ経営の男とホストの男が警察官を店に案内した疑い。ホストの男も県ぼったくり防止条例違反容疑で現行犯逮捕したが、その後、釈放し、任意で捜査している。
ホストクラブを巡っては、女性客が多額の借金を抱えることなどが問題視されており、県警は1日から、繁華街で一斉立ち入りをするなど取り締まりを強化している。大学生の男は、その一環で警戒していた私服警察官に声を掛けたという。
県警は、店から「売掛金の支払い期限を過ぎた場合は、年14・6%の割合による遅延損害金を支払わなければならない」とする契約書や営業マニュアルなどを押収した。違法行為や高額請求の有無などを調べる。